「NISAって結局何なの?やったほうがいいの?」と聞かれたら、私はこう答えます。
「NISAは商品ではなく、ただの『箱』。やったほうがいいかは、箱の中に何を入れるか次第」
ここを誤解したまま始めると、せっかくの制度で損をします。順番に説明しますね。
▶ この内容は動画でも解説しています。
NISAは「税金がかからない箱」
通常、投資で利益が出ると、利益の約20%を税金として払います。10万円増えたら、手元に残るのは約8万円です。
NISA口座という「箱」の中で買った分は、この税金がゼロになります。10万円増えたら10万円まるごと自分のもの。国が用意してくれた、数少ない「使わないと損」な制度です。
大事なのは、NISA自体は儲かる商品ではないということ。箱の中に何を入れるか(どの投資信託や株を買うか)で結果は決まります。「NISAを始めた=安心」ではないのです。
始める前に確認すべき3つのこと
1. 生活防衛資金はあるか
投資に入れたお金は、価格が下がっているときに引き出すと損が確定します。だから、生活費の半年分くらいは現金で別に持っておくのが先です。これがあると、暴落が来ても生活は揺らがず、投資を続けられます。
2. そのお金は10年使わないお金か
来年の車検代や子どもの入学金をNISAに入れてはいけません。投資は短期では上下しますが、世界全体への長期投資は歴史的に右肩上がりでした。時間を味方につけられるお金だけを入れましょう。
3. 銀行や証券会社の窓口で始めようとしていないか
窓口で勧められる商品には、手数料が高いものが混ざっています。担当者が悪人なのではなく、そういうビジネスモデルなのです。ネット証券で、自分で選ぶのが基本です。
初心者の王道は「全世界か米国の、低コストのインデックスファンド」
箱に入れるものの王道は、世界中の会社に少しずつ分散投資できる「インデックスファンド」と呼ばれる投資信託です。特定の商品名は挙げませんが、選ぶ基準は次の3つだけ覚えてください。
- 全世界または米国全体に分散されている
- 手数料(信託報酬)が年0.1%前後と安い
- 毎月自動で積み立てる設定にする
この条件で選んで、あとは何もしない。値動きを毎日見ない。これが一番むずかしくて、一番大事です。
まとめ
NISAは非課税の「箱」であって商品ではない。始める前に、生活防衛資金・使う予定のないお金・ネット証券の3点を確認。中身は低コストの分散型インデックスファンドが王道です。※投資判断は自己責任で、余裕資金の範囲でお願いします。
「投資が怖い」という感覚がまだある人は、先にお金の勉強の順番から読むのがおすすめです。
