元携帯ショップ店長として、最初に謝らなければいけないことがあります。
店頭で「おすすめです」と案内していたプランやオプションの中には、お客様のためというより、お店の成績のためのものが確かにありました。当時の私は、それが仕事だと思っていました。だからこそ今、その内側を知る人間として、見直しの話を書きます。
スマホ代の「適正価格」を先に言います
結論から。データ使用量が月20GB以下の人(実は大多数がここです)なら、1人あたり月3,000円前後が適正ラインです。月1万円を超えている人は、およそ7,000円×12ヶ月=年間8万円以上を余計に払っている可能性が高い。家族4人なら、年30万円クラスの話になります。
なぜ高いまま?店頭で起きていること
高い理由はシンプルで、大手キャリアの標準プランのまま、こんなものが積み重なっているからです。
- 使い切れない大容量プラン:「無制限で安心ですよ」の一言で、実際は月5GBしか使わない人が無制限プランに入っています
- 初月無料のオプション:動画配信、雑誌読み放題、セキュリティ…「無料期間後に外してください」と言われて、外し忘れているものたち
- なんとなくの端末保証:月額を年間にすると、修理代と大差ないことも
- 店頭で断りにくい雰囲気:これが一番の理由かもしれません
見直しの3ステップ(今週末の30分でできます)
1. 自分の月のデータ使用量を確認する
キャリアのアプリで先月の使用量を見てください。Wi-Fiのある家や職場で過ごす人は、たいてい月3〜10GBです。まずこの数字が、あなたの「本当に必要なプラン」を決めます。
2. オプションを棚卸しする
契約内容の一覧を開いて、月額のかかっているオプションをすべて書き出します。「これ何?」と思ったものは、ほぼ解約候補です。
3. 格安プラン・格安SIMと比較する
大手キャリアのオンライン専用プランや格安SIMなら、20GBで月2,000〜3,000円が相場です。通信品質も、日常使いで困ることはほとんどありません。「お店で相談してから」と思った人、それが一番高くつくルートです。オンラインで自分で変えるのが、最安で最速です。
浮いたお金の使い道まで決めるのがコツ
月7,000円浮いたら、それを何に回すか先に決めてください。おすすめは積立投資への自動振替です。「固定費の削減 → そのまま投資へ」は、収入を1円も増やさずに将来の資産を作る、再現性の高い王道ルートです。
まとめ
スマホ代の適正は多くの人で月3,000円前後。高い原因は大容量プラン・外し忘れオプション・断りにくさ。見直しは30分で、効果は毎月ずっと続きます。固定費の見直しは「ノーリスクで確実に増える投資」。お金の勉強の第一歩に、これほど向いているものはありません。
この見直しが「お金の4つのルール」のどこに位置するのかは、お金の勉強の順番の記事でどうぞ。
