店長時代、たくさんのお客様の「お金の使い方」を見てきました。同じくらいの収入のはずなのに、支払いに余裕のある人と、分割払いの審査にドキドキする人がいる。この差はどこから来るのか。
結論から言います。差は「意志の強さ」ではありません。「仕組み」です。貯まる人は我慢強いのではなく、我慢しなくても貯まる形を最初に作っているだけです。
違い①:貯まる人は「先取り」、貯まらない人は「残ったら」
貯まらない人の家計は「収入−支出=貯金」。つまり、使って残った分を貯めようとします。ところが人間は、あるだけ使ってしまう生き物です。給料日前はカツカツなのに、昇給してもなぜかカツカツのまま——心当たりはありませんか?
貯まる人は逆で、「収入−貯金=使っていいお金」。給料日に自動で別口座に移し、残りを全部使っても大丈夫な状態を作っています。意志力の出番がありません。
違い②:貯まる人は固定費が軽い
貯まる人は、日々の節約より先に「毎月自動で出ていくお金」を軽くしています。通信費・保険・サブスク・車の維持費。ここは1回の見直しが毎月効き続ける場所です。逆に貯まらない人は、ランチを我慢しながら、使っていないオプションに月3,000円払っていたりします。頑張る場所が逆なんです。固定費の代表格・スマホ代の見直しはスマホ代の大ガイドにまとめています。
違い③:貯まる人は「使い道のルール」を持っている
貯まる人はケチではありません。むしろ、旅行や学びには気持ちよくお金を出す人が多い。違いは、「何にはお金を使い、何には使わないか」を自分の言葉で決めていること。ルールがあると、広告やセールに流されなくなります。「安いから買う」ではなく「必要だから買う。ついでに安ければ嬉しい」の順番です。
今日からできる「貯まる人」への切り替え手順
- ステップ1:給料日に自動振替の設定をする(まずは手取りの1割から。無理なら5%でOK)
- ステップ2:固定費を3つ書き出して、一番大きいものから見直す(多くの人はスマホ代か保険です)
- ステップ3:「これには使う・これには使わない」を3つずつ書いてみる
まとめ
貯まる人と貯まらない人の差は、意志ではなく仕組み。①先取り ②固定費の軽さ ③使い道のルール、の3点セットです。性格を変える必要はありません。設定を変えるだけです。この話の全体像はお金の勉強の順番の記事からどうぞ。